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読むのにかかる時間:5分くらい
こんにちは。
二宮和也さんと同い年、エンタメ好き主婦です。
皆さんは旅行に本を持っていきますか?
私は毎回持っていきます。
なぜなら、本を1冊所持しているだけでゆったりした気持ちになれるから。
せかせかしがちな旅の行程でも「移動時間、スキマ時間、大歓迎」と思えて、結果的に気持ちがゆったりするのです。
疲れたり酔っ払ったりで読まなかった場合はただの荷物と化しますが、そのリスクを負ってでもぜひ本の持参をおすすめしたい。
移動中の飛行機。電車。ホテルのベッド。2度と訪れることのないカフェ。
そんな、いつもと違う場所での読書もまた良し。
あれもこれもと詰め込みがちなバックパックから「最悪、買える何か」を減らして、そのスペースにぜひ好きな本、読みたかった本を一冊詰めてみてください。
そんなわけで、今回は「旅と相性のいい本」をランキング形式で紹介します。

選抜のポイントは以下。
持ち歩くこと、ちょこちょこ読むのに向いている内容であることを意識しました。
ここで紹介する本は、「寝る前15分読書」にも向いています。
- 『ももこの世界あっちこっちめぐり』/ さくらももこ(1997年・エッセイ)
- 『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』/ 若林正恭(2000年・エッセイ)
- 『社会派ちきりんの 世界を歩いて考えよう』/ ちきりん(2012年・エッセイ)
- 『空港にて』/ 村上龍(2005年・小説)
- 番外編:『泣き虫チエ子さん 旅情編』 / 益田ミリ(2011年・マンガ)
①『ももこの世界あっちこっちめぐり』/ さくらももこ(1997年・エッセイ)
1996年5月から、約半年間にわたる世界旅行の記録。
2021年に文庫版も発売されている、20年以上に渡り愛されるエッセイです。
著者が「旅はそれほど好きではない」というところも面白みが倍増しているポイント。
このたび、世界のあっちこっちをウロウロと旅をし、何か見てきたことや食べたものや買ってきた物などを皆様に御紹介させていただく事になった。
正直言って、私は旅行はそれほど大好きというほうでもないし、ファッションやブランド物に興味があるわけでもなく、いろんな事にはりきってチャレンジするハツラツ娘でもない。
ももこの世界あっちこっちめぐり「はじめに」より
このようにはじまる本書は、ハプニングあり、笑いあり、哀愁ただよう絶妙なおかしみと、ふっと込み上げる感動もあって、私の中では間違いなくベストオブ旅本。
お気に入りのエピソードを時々読んで、長い間楽しんでいます。
さくらももこさんの、飾らない、映えようなどという概念すらない自然体の文章が、胸に心地よく染み渡るのです。
まだ読んでない人が羨ましいくらい心に効くエッセイです。
- 「はじめに」からのスペイン・イタリア編
- はじめに、の時点で冷静で面白い
- 常に夫の腹痛
- アメリカ西海岸編
- 父ヒロシと長年の憧れグランドキャニオンへ
- 著者と父の様子が呑気
②『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』 / 若林正恭(2017年・エッセイ)
オードリー若林正恭さんが、人生で一番多忙だった2016年に念願のキューバへ旅に出た話。
旅好きは旅に出たくなり
旅好きでない人も、「旅」へのイメージが変わる
そんな一冊です。
いわゆるキラキラ旅エッセイでも、爆笑エッセイでもない。
どこか物語のような不思議な紀行文です。
著者の、「世の中をナナメに見ている感じ」と「センチメンタルな感性」が交互に押し寄せてきて、クセになること間違いなし。
飛行機が飛び立つ瞬間のこの感じ、良い。
5日間、この国の価値観から僕を引き離してくれ。
同調圧力と自意識過剰が及ばなところまで僕を連れ去ってくれ。『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』 より
読者も一緒に異国の地へ連れて行ってくれるような。
人が好きじゃない、人は関係ない、自分は自分、人と関わるのが苦手、コミュ障
そんな声が日々聞こえる現代において、若林さんの「人と関わること」についての率直で飾らない考え方、心惹かれるものがあります。
人生、なんだかんだゆうても人との関わりこそ大切なんですよね。
そして、エッセイとしては稀な、ラストの静かな衝撃。
胸に込み上げるものがあります。
- 情熱的な人格と決めつけていたキューバ人ガイド話
- 「マルチネス、人見知りだわ」
- ホテル・サラトガのWi-Fi
- 社会主義と資本主義の話がどんな説明より説得力があり共感した
- 巨漢のキューバ人とちょっともめた件
- やり取りが面白い
- 草原と最新機器(モンゴル編)
- 大草原に癒されている著者の視界ににドローンが登場する
- 発展途上国にて、日本や自分を客観視できるところが好き
- オーロラを見る直前に催した話(アイスランド編)
- 笑うと思うので自宅で読んだ方が良いです
③『社会派ちきりんの 世界を歩いて考えよう』/ちきりん(2012年・エッセイ)
社会派ブロガー・ちきりんが、学生時代から20年以上にわたって海外で感じてきた「常識の違い」「ものの見方のズレ」をまとめた一冊。
独自の視点で時事ニュースや社会問題を分析するブログ「Chikirinの日記」を運営している。
「ゆるく考え、心地よく暮らし、自由に生きる」とモットーに活動。
匿名で活動しながらも高い支持を得ている、ネット文化の象徴的な存在です。
この本のすごいところは、「はじめに」の数ページだけで価値観が揺らぐところ。

「リプトンのティーバッグ」のエピソード、ぜひ読んでほしい!
これは決して「知識をインプットするための本」ではありません。
むしろ真逆。
「自分のアタマで考える」って、こういうことか!
と体感させられる本です。
ただの旅行記だと思って読むと大間違い。
自分がどれだけ狭い常識の中で生きていたかに気付き、衝撃を受けます。
社会の仕組みのことを、シンプルで分かりやすい言葉で伝える天才。
繰り返しますが、社会派ちきりんの語る内容に難しいことは本当に何一つありません。
伝える天才!
- 「はじめに」
- 数十行の文字で価値観が揺らぐ、という体験をぜひ
- 伊藤博文がお札から消えたワケ
- 韓国旅行での気づきがすごい
- 私も自分のアタマで考えたい
- イースター島 地球を体感できる島
- 「地球に立っていること」を意識してみたい
- 豊かであるという実感
- 貧しいとは、豊かであるとはどういうことなのか
- 「恵まれた国で育っている実感」がない私たち
④『空港にて』/村上龍(2005年・小説)
圧倒的で濃密な世界を描く、村上龍氏の珠玉の短編集。
コンビニ、公園、居酒屋、駅前、空港など、日本のどこにでもある場所を舞台に
「海外に留学することが唯一の希望であるような人間」
を圧倒的な描写力で描いています。
1話20ページ前後の短編であるにも関わらず、現在と回想を巧みに織り交ぜることで、主人公の人生が見えてきます。すごい。
登場人物たちが抱えているのは、誰かと簡単には共有できない、個別の希望。
著者自身も「『空港にて』は、「僕にとって最高の短編小説です」と語っています。
- 限りなく透明に近いブルー
- コインロッカーベイビーズ
- 13歳のハローワーク
私は村上龍氏の小説が大好きですが、爆笑、分かりやすさなどとは無縁。
そのため、読み手の好みによっては「読みにくい」「何が言いたいの?」と相性が悪いと感じることもあるかもしれません。

まるで映像を見ているかのような感覚になる文章なんです。
別世界にスッと入り込める!
村上龍を読んだことがない人は、ぜひお試しあれ。
- 居酒屋にて
- 嫌いになった、冷めた、浮気をした、などの一般的な理由以外で彼氏と別れようとする女性の思考。分かる気がする。
- 空港にて
- 義足を作る人になりたい女性の、旅立ち直前の思考。希望を体感できる。
番外編:『泣き虫チエ子さん 旅情編』 / 益田ミリ(2011年・マンガ)
活字はちょっと、という人はぜひこちら。
「すーちゃん」シリーズで有名な益田ミリさんの作品は、サラサラと流れゆく日常の幸せに気づかせてくれます。
会社勤めのチエ子さんと、靴の修理屋のサクちゃんは、性格も考えも違いますが、大の仲良し。
お互いを大切に思い合う様子が丁寧に描かれている、温かくて切ないコミックです。
「泣き虫チエ子さん」は、愛情編と旅情編があり、旅情編は、旅行やお出かけにスポットを当てた話が中心。
個人的には、チエ子さんの性格めんどくさく感じるエピソードも多い笑
ほっこりだけでなくそれも含め面白がって読めるので、何度も読み返しています。
さらに、「癒し」「ほっこり」とかいう言葉で表現されがちな益田ミリさんの作品ですが、私はここが一番好きなポイント。
日常で遭遇する、「小さな無意識の刃」「小さな悪意」「小さな意地悪」への対処法を教えてくれる
これですよ!
益田ミリさんの対処法は、「相手を攻撃すること」ではなく合気道みたいに「受け流す」ことなんですよね。
もしくは、畑の肥料みたいに「肥にすること」です。

これ、幸せに生きるために必要な技だと思うー
そんな、白湯みたいにじんわり染みてくる一冊です。ほんとに。
- 第89話:わたしたちの日々
- 泣きそうになる
- 第101話:本日のお楽しみ
- ささやかな幸せに気付きたい
- 第115話:人づきあいのやり方
- 良い!それそれ。
おわりに
旅先=非日常。
そこで読む本は、いつもと違う角度で自分の心に届くこともあるのです。
移動の時間や宿でのまったり時間
いつもお疲れなスマホを寝かせて読書をしてみてください。
繰り返す日常を豊かにしてくれる、新たな視点がみつかるかも♪
次の旅のお供に、気になる一冊をぜひ連れていって!
ではまた。

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